明るさとは

人の目に感じられる明るさは、発光源から直接目に入る光と、反射から来る光の両方です。また、眩しい光は明るさを強く感じます。太陽光などは全体が明るいと明るく、影が出来たり一部暗いところがあると明るくないと感じます。照明でも、同じでしょうか?

体育館の照明

右は光が眩しいのでより明るいのでしょうか?
照明の場合には、照らしたい場所の明るさで考える必要があります。全体的に右はより明るい印象を受けますが、床面では照度が十分とは言えません。
左の図に比べて床面の暗さが目立ちます。
人の目は輝度を感じ、照明は照度を考えます。眩しいと一見全体的に明るい印象を抱きますが、不必要な場所を照らしてる場合もあります。また、眩しさは、見にくく、眼にも良くありません。

高品質な灯りとは

高品質の光とは

1.明るくて見る対象物が見やすい光
2.本来持っている物の色が再現でき、物、文字、記号などが読み易く区別がつきやすい。
3.眩しさなどの不快感を感じず、心地よさを感じる。

そのような光です。
また、省エネルギーな照明器具を選ぶことも大切ですし、できるだけ長寿命でメンテナンス性に優れているものを選ぶことも必要です。

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環境省の資料には ( https://www.env.go.jp/air/report/h13-02/ )
「良い照明」とは、
周囲の状況に基づいた適切な目的の設定と設備の選択、設置により、照明に関して、安全性及び効率性の確保並びに、景観及び周辺環境への配慮等が十分なされている照明。
1.適切な照明機器の選定(目的物を効率よく照射でき、不快なグレアを発生しない、省エネルギー性の高い照明器具の選定)
2.周辺の環境に配慮した設置(周辺環境への影響がないよう、照明目的以外への光を抑制する設置の実施)
3.照明設備の適切な管理と運用(適切な点灯管理、メンテナンスの実施)

とあります。
ここでは、不快なグレアを発生しない、心地の良い光の選定を考えてみます。

明るくて見る対象物が見やすい光

 

 

明るくて見やすい光

照明器具は、目的物を効率良く照らすことが求められます。光源の明るさのカタログ値が同じ場合でも、
配光によっては光の届き方が異なります。

そのため、照明を光源の明るさだけで選択した場合には、不必要な所が明るく必要な所の明るさが足りないことが起こりがちです。例では同じ明るさの光源を使用しても、届く光で見ると、1.6倍異なっています。
対象面に必要な光量を確保するために、単純に光源に1.6
倍明るいものを採用する方法もありますが、不必要な光源自体の明るさは、省エネルギーにも反しますし、不快なグレアを増やす原因にもなります。

配光制御(マイクロバッフル:特許取得済)
配光制御 (マイクロバッフル:特許取得済)

 

物が見易く読み易い 光 演色性

倉庫型店舗の例です。光源として同じ明るさのLEDランプを採用しています。
探しものが探し易いのはどちらでしょうか?
大規模倉庫型店舗 USA 日本 ランプ交換光源の明るさが同じでも床面における明るさに差があります。
明るさは物を選んだり探しものをするためには必要な要素ですが、それだけでしょうか?
商品の色合いが右と左では異なっていることがわかります。商品の元々の色を忠実に再現できる演色性を
持つ照明を選ぶことで、探し物が効率よく行えます。

床面で、807/590=1.585倍に変化 また、色合いが異なります。

良い光とはグレアのない光 VALTO Glare(UGR) <18

グレアは不快な眩しさ
UGR(Unified Glare Rating)で19は気になり始める値
JISでもオフィス環境で19以下が推奨されています。

VALTOは明るいだけではありません。
ここまでグレアが低く、明るいダウンライトはありませんでした。

高品質な光は物をきれいに見せます

車やファッションの店舗、Show Room では対象物をきれいに見せることが大切です。
また、設計や美術的な仕事においても、色の見え方は作業の質に根本的な影響を与えます。
VALTOランプは明るいだけではなく、その演色性も優れており、様々な用途に用いることができます。での照明や、一般的なLEDは、。
演色評価数(CRI:Color Rendering Index)> 80.
VALTO ランプはCRIは80以上で、オプションで90以上のものを選択することも可能です。

自動車ディーラー

左のFilamento 製のランプに比べて他社のものは演色がことなることが理解できます。また、グレアも多く発生しています。